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第7回学習会・粘土ワーク

今日は、メンバーやほかの地域の仲間の希望にお応えして、いつもの学習会とは違い、すでにアドラー心理学を学んだ方を対象にした粘土ワークを開催しました。講師に久保田由紀子さん(日本アドラー心理学会認定カウンセラー・同家族コンサルタント)をお迎えし、参加者10名で3つのグループに分かれて、たっぷりと時間をかけ、ワークを行いました。

粘土ワークは、アドラー心理学のライフスタイル分析の導入時に行われ、幼いころの家族の様子を粘土で表現します。皆さんの大切な想い出の一部をそれぞれの形で表現され、現在の自分と比べるなどして、実りある時間になったようです。
参加された方々の学んだことを個人情報に触れる部分を省略させて頂きつつ、ご紹介します。

○6歳の頃に感じた想いが、今でも根底にあるんだなぁと思います。優しい母と厳しい父、今の我が家も同じような形になっています。

○6歳の時と今とで変わらないところがあった。あまり口に出さず、距離感をはかっているところに劣等感を感じる時があるましたが、それをストレングスと捉えてみようと思います。

○今あるイライラは、6歳の頃にはなかったのだと思いました。人の話を聴いたり、自分で話していると、忘れていた感情や出来事が思い出されてくると思いました。

○自分だけでは、今の家族とのちながりはわからなかったと思います。話をしてみて、今の自分の姿勢が、昔の母の位置と似ていることに気が付き、今のあり方を考え直そうと思いました。

○自分が我慢していたら、周りがうまくまわっていくのだと思い込んでいる。幼いころからその傾向があった。もしかしたら、建設的な話し方があったのかもしれない。粘土を移動したら、とても癒されました。

○妹のことを羨ましいと思っていたけれど、母から頼りにされていたのだと解ると、頼りにされたい自分がいました。今、家族があるけれど、息子を頼りにすることも勇気づけになるのかなと思いました。今の自分も人の役に立ちたい、立てたら嬉しいと思うのは、小さいころのエピソードが引き続いているのだと思った。

○父親のイメージを話したとき「マナーを大切にする人」と言われ、そう思うと自分も気を付けようとしていることに気が付きました。言い方で子どもの気持ちが変わるかもしれないので、「どうしてほしいのか?」が伝わるように、言い方を心がけようと思いました。

○6歳の頃の粘土の形が、今の私とシンクロしていることがあり、人に対しても少し境界線を作っていたことに気が付きました。相手の行為をポジティブに捉え、仲間として協力的に暮らそうと思いました。

このように、ライフスタイル分析は、繊細な部分を扱いますので、治療に使われる場合もあります。今回は、その一部を使ったワークでしたが、皆さんそれぞれがご自身の理解に繋がったのではないでしょうか?
今後も、折に触れ、このようなワークも行っていくことも仲間との学び合いになるように思いました。

さて、次回の学習会は、2017年1月7日土曜日 午前10時~12時まで
場所は、一宮市民活動センター会議室。参加費100円です。

皆様の参加をお待ちしています!

↓ワーク最後に参加者の粘土を、シェアリングしました!どの作品も温かな想いに溢れて、感動でした♡
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by adler_ringonoki | 2016-12-10 23:48