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第8回学習会の報告

皆さま、明けましておめでとうございます!
私たち、「一宮アドラーの会・りんごの木」は、今年も丁寧に着実にアドラー心理学を学び合い、活動していきたいと思っていますので、昨年同様、どうかよろしくお願いします。

新しい年を迎え、29年度に行う講座等の準備にも入っています。具体的なことが決まり次第、皆さまにご案内したいと思っていますので、楽しみにしていてください!
さて、今日は、学習会を行いました。会場の都合で午前中の開催となりましたが、新しく参加してくださった方を含め、6名で行いました。

初めて学ぶ方のために、アドラー心理学について少しご紹介した後、パセージテキストを参照に、子育ての目標を確認しました。その後、おひとりの方の陰性感情が湧いたエピソードを扱って、

「事例の中で学んで欲しいことをパセージを参照に、どんな工夫が出来るのか?」
「どうすればお子さんを勇気づけることが出来るのか?」
をパセージテキストを参照に、学び合いました。

途中、ロールプレィをして、子どもの立場になって考えてみたり、不適切な行動の適切な側面に正の注目をすると、どのようなことがあるのか?について意見を出し合いました。パセージテキスト3-L 22-L 2-Lを読み、事例提供者さんご自身に、に代替案を出して頂きました。代替案を参考に、再び、ロールプレィをして、子どもが「私は能力がある」「お母さんは仲間だ」と思えるのかどうかを確認し合いました。

参加された方の学んだことをご紹介します。

○勇気づけのために親の構えについて、子育ての2種類の目標について学びました。22-Lの「子どもの断る権利を認める」ということを、学校の先生にも学んで欲しいいと思いました。

○親が指示するのではなく、頼んでくれたら、子どもは心の中で考える余裕が出来ると思いました。これは、対人関係も同じだと思うので、気持ちよく関係を気付いていきたいと思いました。

○子供にも断る権利があることを学びました。親の言葉がけで、子どもの対応が変わってくると頭では解っていたつもりでしたが、ホワイトボードを見ながら、実際に言い合っているのを聞いてみて、感情も変化するんだなぁと思いました。

○最近、正の注目が出来ていないことに気が付きました。頼み方のコツなど、様々な技法を学んできましたが、技法を活用する前の私の心の在り方(タテの関係ではなくヨコの関係)や「子どもが断る権利を認める」等、忘れていることがたくさんありました。子どもが「私には能力がある」「お母さんは、仲間だ」と実感できるよう関わり方を意識したいです。

○家族を勇気づけることを学びました。イラッとしたとき、家族の嫌な面、してほしい面ばかり思っていましたが、適切な側面、してもらっている面を思い出して、そこに正の注目や感謝をしようと思います。

○いつも子どもの適切な側面に注目する。これだけで親の気持ちがクールダウンできると思いました。陰性感情が湧き、相手に怒りを感じるときがあるけれど、「正の注目」を意識したいと思います。頼み方のコツももう一度テキストを読み直そうと思います。

参加された方々は、様々な学びがあったようです。
アドラー心理学にもとづく子育ては、このように、ひとつのエピソードを丁寧に扱って、これまでとは違う関わり方、勇気づける方法を仲間で学び合います。それをお子さんに実践して頂くことで、お子さんとの関わりに変化が出てきます。もし上手くいかなかったら、また仲間と学び合って、違う勇気づけを考えていくのが、私たち「りんごの木」の自助グループ活動なのです。

ということで、今年最初の学習会も、素晴らしい仲間と素敵な学びでスタートすることが出来ました。参加してくださった皆様、ありがとうございました!

次回学習会は、2月11日土曜日です。皆様の参加をお待ちしています!
場所 一宮市民会館会議室 無料駐車場有
時間 午後1時45分~4時 
参加費100円

参加を希望される方は adler_ringonoki@yahoo.co.jp まで
HP https://adler-ringonoki.jimdo.com/







by adler_ringonoki | 2017-01-07 20:15